【内容紹介】
一乗寺下り松の決闘以後の武蔵の変身とは!恃むべき剣を捨て、鍬を持った武蔵! 相手は不毛の大地であり、無情の風雨であり、自然の暴威であった。その頃、小次郎は江戸に在って小幡一門と血と血で争う。

【内容(「BOOK」データベースより)】
長い遍歴をともに重ねてきた城太郎は、木曽路でぷっつり消息を絶ち、武蔵は、下総の法典ケ原で未懇の荒野を開拓しはじめた。恃むべき剣を捨て、鍬を持った武蔵!これこそ一乗寺以後の武蔵の変身である。相手は不毛の土地であり、無情の風雨であり、自然の暴威であった。―その頃、小次郎は江戸に在って小幡一門と血と血で争い、武蔵の“美しい落し物”も、江戸の巷に身を奇せていた。