【内容紹介】
大陸を席捲した曹操に、義に殉じて関羽降る献帝をないがしろにする曹操暗殺の謀議は、美童の密訴で寸前に発覚、玄徳また危機に立つ。大義のために恥を忍んで英雄関羽は、心ならずも曹操の軍門に降る。

【内容(「BOOK」データベースより)】
黄巾賊の乱より10年、天下の形勢は大いに変っていた。献帝はあってなきものの如く、群雄のうちにあっては、曹操が抜きんでた存在となっていた。劉備玄徳は、関羽、張飛を擁するものの一進一退、小沛の城を守るのみだった。打倒曹操!その声は諸侯のうちにひろがり、国舅董承を中心に馬騰、玄徳など7人の謀議はつづく。誰が猫の首に鈴をつけるのか。―選ばれたのは、当代一の名医吉平。