【内容紹介】
劉備が三顧のこよなき知遇に、孔明遂に起つ乱世の奸雄と自称し、天下を席捲した曹操も、関羽にだけは弱かった。男心に男が惚れた故である。しかしこのころ、関羽の故主玄徳は、軍師孔明を得て飛翔を狙う。

【内容(「BOOK」データベースより)】
乱世の姦雄を自称し、天下を席捲した曹操も、関羽には弱かった。いかな好遇をもってしても、関羽の心を翻すことはできなかった。故主玄徳を慕って、千里をひた走る関羽。そして劇的な再会。その頃、夭折した兄孫策の跡を継いだ呉の孫権は、恵まれた自然と豊富な人材のもと、国力を拡充させていた。失意の人玄徳も、三顧の礼をもって孔明を迎えることができ、ようやく天下人として開眼する。