【内容紹介】
春秋時代を描く歴史ロマン。直木賞受賞作。「力」が現世の全てを制していた当時、大国の横車に押し切られる小国鄭に、美しい公女が居た。海内一の妖花とうたわれる夏姫は、争乱の世に強者の手から手へ……
【内容(「BOOK」データベースより)】
中原の小国鄭は、超大国晋と楚の間で、絶えず翻弄されていた。鄭宮室の絶世の美少女夏姫は、兄の妖艶な恋人であったが、孤立を恐れた鄭公によって、陳の公族に嫁がされた。「力」が全てを制した争乱の世、妖しい美女夏姫を渇望した男たちは次々と…。壮大なスケールの中国歴史ロマン、直木賞受賞作。
【内容(「MARC」データベースより)】
春の風のようなむすめだ。印象はそれである。胸のなかの靄が吹き払われた感じであった。夏姫はまさに萌え出た生命の新鮮さで立っていた-。中国・春秋時代の絶世の美女の激しく美しい生。平成3年の直木賞受賞作の改訂新版。
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