【内容紹介】
吉川英治文学賞を受賞した珠玉の歴史叙事詩信義なき世をいかに生きるか――孔子に敬仰された賢相・子 と武にすぐれたその父・子国の父子二代にわたる勇気と徳の生涯を辿る、長大なスケールの中国大河巨編

【内容(「BOOK」データベースより)】
信義なき世をいかに生きるか―春秋時代中期、小国鄭は晋と楚の二大国間で向背をくりかえし、民は疲弊し国は誇りを失いつつあった。戦乱の鄭であざやかな武徳をしめす名将子国と、その嫡子で孔子に敬仰された最高の知識人子産。二代にわたる勇気と徳の生涯を謳いあげる歴史叙事詩。吉川英治文学賞受賞作。

【内容(「MARC」データベースより)】
春秋時代半ば、中原の小国・鄭は晋と楚の二大国の間で向背を繰り返していた。乱世の戦場に名将・子国の嫡子に生まれ、この時代最上の知識人となる子産は、信義なき自国の悲哀を見つめながら波瀾の人生へと踏み出してゆく。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
宮城谷/昌光
1945年愛知県蒲郡市生まれ。『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を、『重耳』で芸術選奨・文部大臣賞を、『子産』で吉川英治文学賞を受賞。中国古代に材をとった歴史ロマンの第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)