【内容紹介】
昇華する反逆の賦、裂帛の北方水滸、第三巻。
楊志は、二竜山の賊に破壊された村から孤児を拾い、楊令と名づけた。そして賊の討伐に向かうが――。一方、少華山の史進は、頭目として活躍していたが、心に弱さを抱えていた……。(解説/逢坂 剛)

【内容(「BOOK」データベースより)】
楊志は盗賊に襲われた村に遭遇する。人々は惨殺され金品は奪い尽くされていた。何も手を打とうとしない政府に衝撃を受けた楊志は、魯智深と共に盗賊の根城・二竜山に乗り込む。そして初めて吹毛剣を抜く。一方、国を裏から動かす影の組織・青蓮寺は、梁山泊の財源である「塩の道」を断とうと画策する。それに対抗するため、公孫勝率いる闇の部隊・致死軍が動き出す。荒ぶる北方水滸、灼熱の三巻。

【内容(「MARC」データベースより)】
北宋末。梁山泊に集い、来たるべき日に備える英雄たち! 少華山には史進、二竜山には楊志が篭る。忍び寄る密偵集団・青蓮寺の魔手。百八人の男たちをリアリティ豊かに描く。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
北方/謙三
1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞を、2006年『水滸伝』(全19巻)で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)