【内容紹介】
花和尚・魯智深、極北の地に死す。
遼で囚われの身になった魯智深。飛が命を懸けて救出に向かうが――。一方、青蓮寺は楊志の暗殺を企んでいた。休息の時を狙い、150名の闇の兵が急襲する。北方水滸、緊迫の第五巻。(解説/志水辰夫)
【内容(「BOOK」データベースより)】
宋江の居場所が青蓮寺に発覚した。長江の中洲に築かれた砦に立て篭るが、官軍二万に包囲される。圧倒的な兵力に、宋江は追い詰められていく。魯智深は、遼を放浪して女真族に捕縛される。救出へ向かうが、幾多の危難がそこに待ち受けていた。そしてついに青蓮寺は、楊志暗殺の機をつかむ。妻子と共に闇の軍に囲まれ、楊志は静かに吹毛剣を抜いた。北方水滸、衝撃の第五巻。
【内容(「MARC」データベースより)】
宋江に迫る官軍の包囲網を、公孫勝の致死軍が、林冲の騎馬隊が、そして晁蓋の本隊が破る! 北の地で捕らえられていた魯智深は左腕を犠牲にして脱出した。が、二竜山の楊志に危機が迫っていた…。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
北方/謙三
1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞を、2006年『水滸伝』(全19巻)で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)