【内容(「BOOK」データベースより)】
古代中国の戦国期、「戦国七雄」にも数えられぬ小国、中山国宰相の嫡子として生まれた楽毅は栄華を誇る大国・斉の都で己に問う。人が見事に生きるとは、どういうことかと。諸子百家の気風に魅せられ、斉の都に学んだ青年を祖国で待ち受けていたのは、国家存立を脅かす愚昧な君主による危うい舵取りと、隣国・趙の執拗な侵略だった。才知と矜持をかけ、若き楽毅は祖国の救済を模索する。
【内容(「MARC」データベースより)】
戦国時代の中国、身分を偽り斉の都に学んだ中山国宰相の嫡子・楽毅。故国に戻った彼を待っていたのは、愚昧な君主と大国趙の侵略によって危機に陥った祖国だった。楽毅は才知を尽くし、故国の救済を模索する。96年刊の新装。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
宮城谷/昌光
1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞受賞。2000年、司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)