【内容紹介】
天命というものは不変ではない。誇るべき門望も頼るべき親戚もなく、乱世に大志を抱いた魏の人・范雎(はんしょ)。不運が裏返れば幸運になるのか? 秦の名宰相といわれた男の波瀾の生涯に挑む。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。
【内容(「BOOK」データベースより)】
戦国時代末期。大望を抱く才気煥発の青年説客、茫雎は無二の親友鄭安平の妹の病を治すべく、悪名高い魏斉(魏の宰相)の奸臣須賈に仕えた。茫雎の襄王への謁見が誤解を生み、魏斉の宴席で茫雎は凄惨な笞打ちにより歯や肋骨を折られ、半死半生のまま簣巻にされ、厠室で汚物に塗れた―。戦国の世を終焉に導いた秦の名宰相茫雎の屈辱隠忍の時代を広壮清冽な筆致で描く歴史大作前編。
【内容(「MARC」データベースより)】
中国・戦乱期。説客から出発した魏の人がいかにして秦の宰相に昇りつめたのか。乱世に大志を抱いた男の青春立志伝。上巻は運命の女性との出会い、秦の魏への侵攻までを描く。
--このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。
【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
宮城谷/昌光
1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞受賞。2000年、司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)