【内容紹介】
水楼にたなびく管弦の音。風にこぼれる花の繚乱。紅い唇からこぼれだす真実の想い−−。ままならない身の上で、艶やかに磨き上げられた妓女の恋を、中国歴史小説の俊才が鮮やかに描く傑作短篇集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

【内容(「BOOK」データベースより)】
金陵一とうたわれた美女、禍水の相を浮かべる妖女、歴史に名を残した貴人の愛人…歴代の中国の都に、芳しく存在を漂わせる妓女たち。知性や美貌、忘れられない優しさや憎しみを抱えて鮮やかに生きる女たちの唇から、真実の想いがこぼれだす。妓女の恋と矜持を描いた珠玉の短篇集。

【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
井上/祐美子
姫路市生まれ。神戸大卒。『長安異神伝』『桃花源奇譚』などで人気を博した後、本格的な中国歴史小説に取り組み、『桃夭記』で吉川英治文学新人賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)