【内容紹介】
商の紂王に仕える箕子は、王朝存続に心を砕くが、周の太公望が遂に商討伐の軍をおこした。古代中国商王朝の滅亡を描く一大叙事詩

【内容(「BOOK」データベースより)】
六百年に及ぶ栄華を誇る古代中国商(殷)王朝の宰相箕子は、新興国周の勢力に押されて危殆に瀕した王朝を救うため死力を尽す。希代の名政治家箕子の思想を縦糸に、殷の紂王、周の文王、妲己、太公望など史上名高い暴君、名君、妖婦、名臣の実像を横糸にして、古代中国王朝の興亡を鮮かに甦らせた長篇歴史ロマン。

【内容(「MARC」データベースより)】
王朝の再生をねがいつつ、その滅亡を予見した見えすぎる眼のひと-。商王朝最末期を生きた名宰相箕子、最後の王受(紂)、革命児太公望。多彩な人物の活躍と、大いなる王家「商」の戦慄の日々を描く。文春文庫94年刊の再刊。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
宮城谷/昌光
1945(昭和20)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部英文科卒業。90年、『天空の舟』で直木賞候補、91年同作で新田次郎文学賞受賞。同年、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。平成12年、司馬遼太郎賞を受賞。作品として他に『王家の風日』『侠骨記』『孟夏の太陽』『春の潮』『花の歳月』『重耳』『晏子』『孟嘗君』『沈黙の王』『玉人』『長城のかげ』『楽毅』『青雲はるかに』『太公望』『華栄の丘』『奇貨居くべし』『子産』『沙中の回廊』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。