【内容紹介】
黙せる王は、ながい沈黙のすえ万全不変のことばを得る──"文字"である。中国古代、初めて文字を創造した高宗武丁をえがく名品!

【内容(「BOOK」データベースより)】
黙せる王は、苦難のすえ万世不変の言葉、すなわち文字を得る―古代中国で初めて文字を創造した商(殷)の高宗武丁を描く表題作。夏王朝初期、天下覇業の男達の権謀術数を記す「地中の火」。周王朝の興亡をたどる「妖異期」「豊饒の門」など。美姫の姿も艶めかしい壮大なロマン。乱世、人はいかに生きるかを問う。