【内容紹介】
沖田総司という二十五歳で病死した若者は、武闘集団である新選組のなかで、なぜか血の臭いを感じさせない不思議な存在である。胸を病んでの死という最期が用意されていたからであろう……。沖田という若者を通して幕末の熱き青春群像を描く! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

【内容(「BOOK」データベースより)】
幕末の江戸。弱冠20歳ですでに試衛館道場で代稽古を務めた沖田総司だが、心は鬱屈していた。己れの剣技を、もっと広い世間で磨きたいという野望があったのだ。ある日、降って湧いたような朗報がもたらされた。将軍家茂の上洛を機に浪士隊が結成され、その警護にあたるという。道場主・近藤勇、兄弟子・土方歳三らと共に、勇躍、京へ向けて発ったが…。若くして逝った剣客を描く歴史長篇。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
三好/徹
1931年、東京都に生まれる。旧制横浜高商(現横浜国大経済学部)を卒業後、読売新聞記者のかたわら小説を発表。1968年、『聖少女』で直木賞を受賞。著書に『風塵地帯』(日本推理作家協会賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。