【内容(「BOOK」データベースより)】
志を継ぐ者の炎は消えず。曹真を大将軍とする三十万の魏軍の進攻に対し、諸葛亮孔明率いる蜀軍は、迎撃の陣を南鄭に構えた。先鋒を退け、緒戦を制した蜀軍だったが、長雨に両軍撤退を余儀なくされる。蜀の存亡を賭け、魏への侵攻に『漢』の旗を掲げる孔明。長安を死守すべく、魏の運命を背負う司馬懿。そして、時代を生き抜いた馬超、爰京は、戦いの果てに何を見るのか。壮大な叙事詩の幕が厳かに降りる。北方「三国志」堂々の完結。
【内容(「MARC」データベースより)】
蒼茫の地に星墜ちる。五丈原の空、砕け散る夢のかけら。この天地が、ひとつの死を包みこみ、哭いた。滅びし者たちよ、いまこそ人のこころに甦れ。静寂の中で、厳かに壮大な叙事詩の幕は降りた。北方三国志、ついに完結。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
北方/謙三
1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部法律学科卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長篇部門、91年『破軍の星』で柴田練三郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)