宮城谷昌光 (みやぎたに まさみつ)
私の知る限りでは、最も古代中国についてたくさんの小説を書いている作家です。
管仲,重耳,孟嘗君,晏子,楽毅 など 偉人についての著作が多く人生勉強にはいいかな。
また、漢字の成り立ちにも詳しかったり、楚漢戦争,三国志など他で見聞きしている物語を違った側面から捉えていたり興味のあることばかりで大好きな作家です。
でも、見かけない単語が多いのと、登場人物も複雑だったりするので、じっくり読まないとわけがわからなくなったりすることがあります。個人的な問題ですけど。
この作者については、時代ごとに時系列に並べてみました。
秦~漢
奇貨居くべし (宮城谷昌光-文庫)
秦の始皇帝の父ともいわれる政商 呂不韋の波瀾の生涯を描く。
奇貨居くべし―春風篇 (中公文庫)
奇貨居くべし―火雲篇 (中公文庫)
奇貨居くべし (黄河篇) (中公文庫)
奇貨居くべし (飛翔篇) (中公文庫)
奇貨居くべし 天命篇 (中公文庫)
香乱記 (宮城谷昌光-文庫)
時代は、秦の滅亡から新しい国の形ができる辺り。物語は、”劉邦”、”項羽”ではなく ”斉”の田氏が中心に繰り広げられます。歴史上、聞いたこと無い登場人物人が多かったのですが、 それぞれの人間劇があり楽しめます。
香乱記〈1〉 (新潮文庫)
香乱記〈2〉 (新潮文庫)
香乱記〈3〉 (新潮文庫)
香乱記〈4〉 (新潮文庫)
長城のかげ (宮城谷昌光-文庫)
楚漢戦争にまつわる短篇集です。